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Virtual Human Projects

人間のバーチャルな再現を主軸におきながら、新たなメディア(表現媒体)でのコンテンツ制作に魅力を感じるアーティストやエンジニアが集うオープンでフラットな関係のコラボレーションを目指します。

活動履歴:

プロジェクト概要:

映画制作において長年の課題であった、デジタル上にフォトリアルな人間を生み出すデジタル・ヒューマンの技術は、近年、コンピュータグラフィックスを中心とする研究者の尽力により大きく発展しています。

ここで取り上げる「Saya」(TELYUKA、2015)を始めとするデジタル・ヒューマンは、そうした最先端のコンピュータグラフィックスを表現媒体としながらも、CG アーティストによる人体の精細な観察によるドローイングとスカルプティングから生まれています。デジタル・ヒューマンを創造する過程においては、CGアーティストが人間という現実(リアル)を観察、触知、体験し、現実(リアル)から得たエッセンスをデジタルデバイス上に少しずつ再現していきます。そういった人間の認知と深く関わる複雑なプロセスがデジタル・ヒューマンを生み出す難しさとなっています。そのような複雑さを経て生み出されたデジタル・ヒューマンは、現実(リアル)では決してないのですが、現実(リアル)のエッセンスを持ったバーチャルな存在となっています。

一方で、私たちが現実の対象を観察することと、現実(リアル)をバーチャルに再現した対象を見ることの違いは、デバイスという表現媒体(メディア)が必ず介在することです。表現媒体の中で現実(リアル)から得たエッセンスを再現するため、アーティストの力と共にこの表現媒体が重要であることがわかります。アーティストが表現媒体を使いこなすことで、そのメディアの特性がわかります。その結果、以前は表現できなかったものが新たなデバイス上で表現できるようになり、より豊かな魅力あるコンテンツの創出が期待されます。

このプロジェクトでは、人間のバーチャルな再現を主軸におきながら、新たなメディア(表現媒体)でのコンテンツ制作に魅力を感じるアーティストやエンジニアが集うオープンでフラットな関係のコラボレーションを目指します。